キリンビール(東京都中野区)は8月21日、キリンディスラリー富士御殿場蒸留所で製造される「キリンウイスキー 富士山麓 Signature Blend シグニチャーブレンド」を全国で販売する。
一般的な熟成期間ではなく原酒によってそれぞれ異なる熟成度に着目し、「マチュレーションピーク」というウイスキー原酒が本来持つ香味的特徴と個性が最もよく表れている熟成のピークを厳選しブレンドした商品。
「洋酒やパイナップル、オレンジピールを思わせるフルーティで華やかな果実香で、黒糖や焼き菓子のような甘く香ばしい風味が折り重なり、階層的で円熟した味わいが特徴」という同ウイスキーの開発を手掛けたのは同社マスターブレンダーの田中城太さん。「アイコンズ・オブ・ウイスキー2017」で「マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
担当者は「『キリンウイスキー 富士山麓』ブランドのプレミアムウイスキーとして、当商品を全国発売することで、『キリンウイスキー 富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50°』と共に、全国のお客さまに富士御殿場蒸溜所でつくるウイスキーの魅力を伝え、ウイスキーの楽しみ方の幅を広げていく」と話す。
700ミリリットル入りで、価格はオープン。アルコール度数は50%。