中央自動車道「富士吉田西桂スマートインターチェンジ(IC)」の河口湖方面の出入口が8月6日13時、開通する。
スマートICは、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリア、バスストップから乗り降りができるように設置するICで、ETCを搭載した車両のみ通行可能。利用車両を限定することで簡易な料金所の設置で済み、従来のICに比べ低コストで導入できるなどの利点があるという。
東京方面は4月15日に開通済み。河口湖方面は5月開通予定だったが、3月上旬の豪雨や雪解け水などの影響による河川の増水が継続していたことから、河川内の工事に着手できなかったため延期となっていた。
スマートICの整備により、国道139号の渋滞緩和、富士山噴火に伴う防災時対応や緊急輸送路としての利用、救急医療アクセスの向上、企業活動の活性化、観光地アクセスの向上などが期待されるという。
山梨県は今後も地元自治体と連携しながら県内のスマー トICの整備を推進し、高速道路の利便向上による地域の活性化や防災機能の強化に努めていくという。