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須走口シャトルバスで「須走富士山巡拝の道 登拝証」配布 現代版「富士講」体験

「須走 富士山巡拝の道 登拝証」(神社での押印後=左、車内配布=右)

「須走 富士山巡拝の道 登拝証」(神社での押印後=左、車内配布=右)

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 須走まちづくり推進協議会は7月10日から、富士山須走口マイカー規制シャトルバス利用者に「須走 富士山巡拝の道 登拝証」を無料配布している。

須走から望む夏の富士山

 富士山の世界文化遺産登録5周年を記念し、富士山登山者への須走口の「登拝」PRと構成資産である冨士浅間神社(須走浅間神社)や須走市街地内への立ち寄りを促すことを目的に配布。

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 登拝証は、裏に願いや目標を記入して富士山に登拝するもの。下山後には、冨士浅間神社で専用の朱印を押印し、冨士浅間神社及び須走地域内への回遊も促す。

 須走口登山道は江戸中期から昭和初期まで「信仰の対象」として「富士講」などによる登拝が行われていたが、現代ではレジャーとしての登山になっている。そこで同協議会は、須走口から富士山を目指した富士講の史跡などを基に、登拝ポイント・遥拝ポイント・巡拝ポイントを整理し「須走 富士山巡拝の道」として、これらを活用した地域の活性化に取り組みを2017年4月からスタートしている。

 昨年には、須走口シャトルバス利用者に期間限定で「須走 富士山巡拝の道 木札」を無料配布し、冨士浅間神社への立ち寄りによる回遊効果があったという。

 今年の企画は、「信仰の対象」富士山を登山だけでなく「巡拝の道」として心願成就を祈念しながら「登拝」し、最後に冨士浅間神社に立ち寄りその報告をしてもらことで、現代版の須走富士講を体験する取り組みとなっている。

 シャトルバス車内では、巡拝の道としての須走口や冨士浅間神社、登拝証の仕組み、須走道の駅や飲食施設を紹介する英語字幕付きの動画の上映も開始した。

 小山町の担当者は「昭和30年代(1955~64年)まで夏山シーズンの須走地区では、富士講や登山者で大変にぎわっていた。しかし登山道の整備が進み、富士講の衰退により、現在は夏山期間中であっても旅館や商業者だけでなく冨士浅間神社でも登山者との関係がほとんどなくなっている。登山者がさまざまな面で地域とつながることにより、思い出深い体験となることを期待している。昨日からマイカー規制が始まったが、今朝の駐車場の様子から今年も須走口は低調。ぜひよろしくお願いいたします」と話す。

 「須走 富士山巡拝の道 登拝証」の配布はマイカー規制中期間(7月10日~9月10日)のみ。