静岡県が運営する世界遺産富士山公式サイト「世界遺産富士山とことんガイド」が7月8日、オープンした。
富士山保全協力金、いわゆる入山料の任意徴収が始まったのをきっかけに、ネット上でも支払いができるようにと開設された同サイト。これまでも富士山に関して情報発信はしてきたが、さらに強化していきたいとの思いもある。静岡県側だけでなく山梨県側の情報も発信していく。
サイトは3つのカテゴリーから成る。「富士山が世界文化遺産に選ばれたわけ」では、富士山信仰についての説明や富士山と芸術に関する事柄、25カ所の構成資産について紹介。「富士登山知っておきたい七つのオキテ」では、安全な登山をする上での注意すべき事柄、知っておきたいことをまとめた。「富士山をもっと楽しむ、もっと知る!」では、富士山の自然についての説明、休養林のハイキングマップ、おすすめの観光スポットを紹介している。
そのほか、各登山道の通行規制に関する事や、駐車場の混雑具合などの情報を提供。登山シーズン中に各登山道の五合目に駐在する「富士山ナビゲーター」によるブログへのリンクなどもある。
世界遺産課の松浦さんは「保全協力金は現地徴収以外で支払うことも可能になったので、ぜひ活用していただきたい。ホームページでは富士山のさまざまな情報を発信しているので、ぜひ多くの人に見ていただきたい」とサイトの利用を呼び掛ける。