
「柚野てくてくvol.5 ~水面にゆれる逆さ富士 田んぼの香りと柚野さんぽ~」が4月26日、富士宮市の柚野地区で開催される。
水田に映る逆さ富士など、多くの自然に囲まれる同地区。同イベントは、地区全体を散策ルートとして各所を巡る地域密着型の催しとして、2023年から定期的に行っている。
メイン会場は、「柚野商店」(富士宮市大鹿窪)と「森のアトリエ」(大鹿窪)の2カ所。米農家のおにぎりや地元食材を使ったフード、ドリンクなどを販売する飲食ブースのほか、木工製品やジュエリー、雑貨などクラフト作品を並べるブース、マッサージや香水ワークショップを行うヒーリング関連のブースなど、市内外から延べ30近くの店が出店する。
当日、会場周辺では多数のイベントが同時開催を予定。クラフトビール醸造所「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」(大鹿窪)7周年記念祭、「富士錦酒造」(上柚野)の「ユノプティマルシェ」のほか、史跡大鹿窪遺跡では縄文文化を学ぶ「第1回 富士山縄文の学校」、妙泉寺ではタケノコ掘りを体験する「寺子屋オープンDay」を行う。イベント各所を巡る「てくてくスタンプラリー」を実施し、指定の4カ所のスタンプを集めた来場者には、抽選で賞品が当たる。
富士山縄文の里大鹿館では、ドキュメンタリー映画「KAWASAKI 一期一会の饗宴」を上映する。作品は、柚野在住で「レストラン KAWASAKI」(静岡市葵区)を営む、料理人・猟師の河崎芳範さんの生き方や哲学、料理に秘められた物語を探求したドキュメンタリーで、同市内の農家や生産者も作中に登場するという。
実行委員会の齋藤志穏さんと稲葉寿美江さんは「今回で5回目を迎える当イベントは、『富士山が美しく見え、自然豊かな富士宮の柚野地区を市内外の方に知ってほしい』という思いで始まった。水が張られた水田に香る春の空気、美しく映える逆さ富士、ゆっくりと流れる時間。心癒やされる風景の中で、てくてく、散歩を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。映画は、17時30分開場、18時上映開始。入場無料。