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富士で渡貫淳子さん講演会「南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる」

公演を行う渡貫淳子さん

公演を行う渡貫淳子さん

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 富士市男女共同参画プラン推進講演会「南極ではたらく~かあちゃん、調理隊員になる~」 が3月1日、富士駅南まちづくりセンター(富士市横割)で行われる。

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 男女共同参画を推進するため、富士市が毎年開催している同講演会。
 今回は、母親として初の南極観測隊の調理隊員になった渡貫淳子さんを講師に招く。

 渡貫さんは1993(平成5)年、「エコール 辻 東京日本料理マスターカレッジ」卒業後、同校職員に。結婚を経て、企業のレシピ開発や新規店舗の開発サポート、料理教室の講師などとして活動した。南極で働くことに興味を持ち、南極観測隊の調理隊員に応募。3度目の挑戦で合格し、2015(平成27)年、第57次南極地域観測隊の調理師として隊員30人の現地での食事を賄った。約1年半を過ごし、2017(平成29)年春に帰国。帰国後は、各誌でのレシピ紹介や講演会などで活動。2018(平成30)年6月放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ)で紹介された「悪魔のおにぎり」がSNSを中心に話題を呼び、ローソンが商品化し話題となった。

 講演会では、40代で南極を職場に選んだ理由や南極での「悪魔のおにぎり」誕生エピソード、家庭で実践できる南極流のエコレシピなど、南極での貴重な写真の数々を交えて語る。

 富士市市民活躍・男女共同参画課の海野彩さんは「性別や年齢を問わず、チャレンジする渡貫さんの姿勢や南極での経験を目の当たりにすることで、参加した皆さんが、それぞれの目標に向けて一歩踏み出す勇気や普段当たり前だと思っていることを見つめ直すきっかけをもらえるような場になれば。子育て中の人や新しい一歩を踏み出したいと考えている人、普段あまり料理をしない人、お子さんも楽しみながら実践できる南極流のレシピに興味のある人、将来の職業の選択肢を増やしたいと思っている小中高生など、年齢や性別を問わず、多くの人に参加してほしい」と話す。

 13時30分開演。参加無料。定員は120人(先着順)。要事前申し込み。

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