たこ揚げイベント「第21回　たこたこあがれ in 富士山」が1月19日、朝霧高原の自然公園「朝霧アリーナ」（静岡県富士宮市）で開催される。

　富士山を背景にたこ揚げを楽しもうと開く同イベントは、2001（平成13）年から毎年1月の中旬に開催される恒例行事。今年で21回目を迎える。

　当日は全長25メートルの3Dビッグカイト「海のたこ」が登場し、会場参加者の手によって大空に舞い上げられる。「たこあげコンテスト」では、たこのが揚がっている高さやたこの面白さを審査し、上位入賞者には賞品を贈呈。参加賞も用意する。自作のたこを持ち込めるみのほか、会場内でもたこを販売し、カイトだこ作り（500円）や絵付けを行う体験コーナーも設ける。

　イベントのオープニングでは陣馬の滝太鼓の演奏を行うほか、宮っ子トランペット鼓隊の演奏や模擬店出店など、「見る」「遊ぶ」「食べる」をテーマにしたプログラムを予定。11時と13時には温かい牛乳を無料で振る舞う（各回200人）ほか、11時からは「どんど焼き」を行い、厄よけ団子を販売する。

　実行委員会の新海貴志さんは「たこを揚げてはいけない場所が多くなった昨今、伝統の遊びであるたこ揚げを、雄大な富士山をバックにのびのびとした場所で揚げられる機会はなかなかないと思う。親子で、友人同士で、日本的な遊びを楽しんでほしい。富士山麓最大のたこ揚げイベントは、どなたでも参加でき、富士山と共に家族の思い出の写真を撮ることもできる。正月の締めくくり、一年の始まりとして足を運んでほしい」と呼びかける。

　開催時間は10時～14時。雨天中止。