一般社団法人海と日本プロジェクトinやまなしは、2025年7月21日(月)に「海の日」を記念したイベント「海の魅力体感フェスティバル」を開催しました。会場では山梨初登場となる静岡県沼津市のブルーコーナーの移動水族館をはじめとした海の生き物ふれあいブース、一般社団法人焼津市観光協会の協力を得て、カツオの藁焼き体験や試食、鰹節削り体験などを行い、多くの家族連れで賑わいました。また2階特設会場では、ブルーコーナー代表で海の手配師こと石垣幸二さんによる海の生き物や海洋環境問題をテーマとしたトークショーも行いました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催日時:2025年7月21日(月)午前10時~午後3時
会 場:〒400-0221 山梨県南アルプス市在家塚587-1
「JA南アルプス市 道の駅しらね 農産物直売所」
プログラム:
※1階会場「ブルーコーナーによる移動水族館、焼津市観光協会を招いた海の魅力ブースほか」
10:00 午前の部・開式(移動水族館、海のふれあいブース、藁焼き体験イベントほか)
12:00 午後の部・開式(同じ)
15:00 イベント終了
※2階会場「海の魅力トークショー」
10:30 午前の部
13:00 午後の部
【ゲスト】石垣幸二さん(海の手配師 ブルーコーナー代表)、世間知らズ(吉本興業)
【司 会】櫻井和明(山梨放送アナウンサー)
15:00 イベント終了
来場者:約1000人(トークショー約150人)
協力団体:JA南アルプス市、(一社)焼津市観光協会、ブルーコーナー
海の日の7月21日(月)の山梨県の最高気温は37.1度を観測しました。そんな猛暑日にも関わらず、会場には多くの家族連れが訪れ、「海」に関するブースに親しんでいました。中でも大人気だったのが、山梨初登場となる静岡県沼津市のブルーコーナーの移動水族館。大型トラックには、さかなクンがデザインした海の生き物が描かれ、多くの人がカメラに収めていました。またこの大型トラックは水槽になっており、子供たちが小窓から生きた魚を観察していたほか、ブース内では駿河湾で捕獲されたタカアシガニやヒトデ、ウニなど様々な海の生き物と触れ合い、歓声が響いていました。

テント内では一般社団法人焼津市観光協会の協力を得て、様々な「海」ブースを展開しました。カツオの藁焼き体験では抽選で選ばれた子供から大人まで10人が参加。藁を燃やしカツオの表面を香ばしく焼き上げていきました。また試食コーナーも設け、各回合わせて100人が、カツオの本場・焼津の味に舌鼓を打ちました。一方、鰹節の削り体験、試食も行われ、「香りがいい」、「このままご飯の上にのせて食べたい」などの声が上がっていました。このほか、焼津市石津浜海岸の砂100kgを静岡県の許可を得て会場まで搬送。未就学児を中心に本物の砂浜を体験していました。子供を遊ばせていた親は「海にはまだ連れて行ったことがないので、今年は海に行きたい」などと話していました。

2階会場では海の魅力トークショーを開催しました。会場には幼児から小学生とその保護者などが集まり、午前・午後の2回合わせて約150人が参加しました。まず、吉本興業の芸人で、都内や山梨で活躍している世間知らズの2人が、海の生き物や歌を笑いを交えて紹介しました。この後、ブルーコーナー代表で「海の手配師』こと石垣幸二さんが『どうしても知りたい 深海生物のくらし』と題して講演。石垣さんは駿河湾から世界の各国の海を相手に仕事をしており、水族館で展示する深海生物の捕獲の仕方や、輸送、また幼魚の生態などについて、楽しいクイズも交えてお話ししました。また世界でも珍しいラブカを捕獲した時のエピソードでは会場の子供たちから笑い声なども沸き起こっていました。石垣さんは「海の生き物が生きていけるような環境をみんなで守りましょう」などと呼びかけていました。

■石垣幸二さん「今回、このような場にお呼びいただきありがとうございました。山梨の子供たちが喜んでいる姿を見ることができてとてもうれしかったです。この夏は海に遊びに来てください」
■世間知らズ(椎木ゆうたさん)「山梨は海がありませんが、きょうは海のお話をたくさん聞くことができてよかったです。石垣さんの最後のお話で、駿河湾の300メートル付近からごみが出ているという話を聞いて、びっくりしました。山梨の川からごみを出さないで、きれいな海を守っていきたいです」
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトin やまなし
URL:
https://yamanashi.uminohi.jp/
活動内容:海を守り、次世代につないでいく大切さを山梨県の皆様にも知っていただくために山梨と海のつながりをテーマにした様々な活動を展開しております。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/