プレスリリース

中村キース・ヘリング美術館 「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に特別協力 兵庫県立美術館にて開催中

リリース発行企業:株式会社アルテミス

情報提供:

 世界で唯一のキース・ヘリングの美術館である中村キース・ヘリング美術館(山梨県・小淵沢)は、兵庫県立美術館(兵庫県・神戸)で開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」(会期:2024年4月27日(土)~6月23日(日))の特別協力として監修および約140点の作品を出品しています。
 本展は、総作品数約150点で構成され、キース・ヘリングがアーティストとして活動した10年程の間に制作した作品の全容を概観する展覧会です。開催初日は、中村キース・ヘリング美術館特別顧問の梁瀬薫がトークイベント「キース・へリング~らくがきを芸術にしたアーティスト~」に登壇し、ヘリングの短くも濃密な約10年間の制作活動を解説しました。約80名が参加したトークイベントは、初めてキース・ヘリングの展覧会をご覧いただいた方も多く、より多くの方にヘリングの活動を知っていただく機会となりました。
また、本展覧会は、東京(六本木)、兵庫(神戸)の他、福岡(福岡)、愛知(名古屋)、静岡(静岡)、茨城(水戸)の6会場を巡回予定です。



明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。
ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークで地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうち創作活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。
本展は6メートルに及ぶ大型作品や日本初公開含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後まで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。

見どころ
ヘリングを一躍有名にしたサブウェイ・ドローイングを一堂に
 今回展示されているキース・ヘリングの名前が世界に広く知られるきっかけとなったサブウェイ・ドローイングプロジェクトの作品7点のうち、当館より2点の《無題(サブウェイ・ドローイング)》を出品しています。他5点はニューヨークから出品され、この巡回展で日本初公開となります。
このプロジェクトによって描かれた作品は、コミカルで明るい表現から社会への風刺を感じさせるものまで多彩な作風であったことを体感してご覧いただけます。



 また、現在開催中の神戸会場は、神戸港に向かって開かれた湾岸に位置し、国際的に著名な建築家、安藤忠雄氏が設計した兵庫県立美術館です。本展の冒頭では、美術評論家・村田真氏が撮影した、サブウェイ・ドローイングを描きに行くヘリングをとらえた写真27点をニューヨークの雰囲気を感じられるよう再構成しています。



photo by (C)?Makoto Murata
初めてキース・ヘリングの作品を見る方も6つの章とトピックでヘリングの多様な側面に出会える




開催初日の4月27日(土)、中村キース・ヘリング美術館特別顧問の梁瀬薫がトークイベント「キース・へリング~らくがきを芸術にしたアーティスト~」に登壇。本展覧会がキース・ヘリングのニューヨークでのアーティストとしてデビューしてから1990年にエイズによる合併症で亡くなるまでの制作活動を解説しました。トーク後半には、本展覧会に出品している当館所蔵の写真作品を撮影した村田真氏(美術評論家・BankARTスクール校長)も登壇。質疑応答ではキース・ヘリングの聞いていた音楽への質問など、ヘリングの日常の様子の新たな側面に関する話題も上がりました。
「現在でも多くのグッズで親しまれ、明るくポップなイメージで知られているキース・ヘリングだが、社会への痛烈なメッセージなどさまざまな側面を見ていただきたい」という意図の通り、本展では4章「アート・アクティビズム」でのHIV・エイズへの取り組みや反アパルトヘイトなど社会への発信を目的とした作品、5章で「アートはみんなのために」での子どもたちがストーリーを自由に発想する作品《赤と青の物語》は見逃せません。




All Keith Haring Artwork (C)Keith Haring Foundation

展覧会概要

巡回情報

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