山梨県都留市の地域活性化プロジェクト「まちいくつる」は4月中旬から、オリジナルネクタイブランド「TSURUIKI(つるいき)」の商品を販売する。
都留市が生産量日本一だという「ネクタイ」を使い、新たな地域資産をつくろうという同プロジェクト。地域や企業のブランド構築をサポートする「むすび」(東京都)と、山梨県都留市で甲州織物業を営むリード(山梨県)の2社が主宰する。
プロジェクトメンバーは一般公募で昨年4月に集まった20人。都留市の歴史を学び、ターゲットやブランド名までゼロからネクタイの開発・製造を進めてきた。
プロジェクトは、世界一のネクタイブランド設立を目指し、「ネクタイと言えば都留市」というブランド・イメージをつくり上げることで、都留の活性化につなげるのが狙い。
同市は周辺地域を含め歴史的に織物が名産の地域で、甲斐絹や甲斐織物を生産してきた。織物はメーカーブランドの下請けが多く、自主ブランドを確立できているところまで行っていないという。
ネクタイは多品種小ロット生産が可能なため、ブランド「TSURUIKI(つるいき)」では6人のデザイナーによる6種のデザインの商品を販売する。
3月15日から予約を受け付けている。