山梨県都留市の地域活性化プロジェクト「まちいくつる」が4月に始まるのを前に現在、プロジェクトメンバーを募集している。
都留市が生産量日本一だという「ネクタイ」を使い、新たな地域資産をつくろうという同プロジェクト。地域や企業のブランド構築をサポートする「むすび」(東京都)と、山梨県都留市で甲州織物業を営むリード(山梨県)の2社が主催する。
プロジェクトでは、都留市から世界一のネクタイブランド設立を目指し、「ネクタイと言えば都留市」というブランド・イメージをつくり上げることで、都留の活性化につなげるのが狙い。
同市は周辺地域を含め歴史的に織物が名産の地域で、甲斐絹や甲斐織物を生産してきた。織物はメーカーブランドの下請けが多く、自主ブランドを確立できているところまで行っていないという。ネクタイは多品種小ロット生産が可能なため、今回のブランドは、デザイン・バリエーションを取りそろえたいと考えている。
プロジェクトメンバーは、地域活性化やブランディングに興味のある人を町内外から募集。参加メンバーには体験型イベントとしてコンテンツを提供するほか、地域ブランディングのノウハウなどを提供する。
町外のスタッフの意見やアイデア、スキルなどを新たな地域名産の商品化に生かすことで、市の発展につなげていく循環型地域活性モデル。商品化以降も継続的なビジネスモデルとなり、町民の収益モデルとなるよう戦略を組み立てていくという。
期間は4月~9月で、毎月1回、都留市でプロジェクトを進行。8月下旬~9月に発表披露会を予定する。定員は20人。参加費は5,000円。