富士山須走口が7月10日、山開きを迎え、静岡県側の登り口としては、唯一山頂までのルートが開通となり山頂を除く全ての山小屋がオープンした。山頂の山小屋は台風8号の影響で休業となった。
残雪の為、御殿場口は6合目迄、富士の宮口は8合目迄の開通となる。
須走口5合目では台風で大荒れの中、臨時交番の開所式など山開きに関する行事が行われ、今年は電気の開通式も行われた。今日から運行予定の定期バスは台風の影響で終日運休となった。
台風の影響がなければ、登山道、下山道共に雪の心配もなく安全に通行できる状態だという。
今までは山小屋ごとに自家発電を行っていたが、今年は御殿場口から須走口五合目まで電気を引き、須走口五合目の観光案内所や公共トイレ、2軒の山小屋で使えるようにした。
併せて、6月にトイレの改修工事も実施。和式トイレだったのを洋式に替えたほか、個室の数も増やし、男子トイレは小便器2個だったものを3個に、個室は1室を2室にし、女子トイレは2室から4室にした。障がい者用トイレも従来通り1室用意する。