富士市で4月1日、富士山と駿河湾の白波をイメージした「ご当地マンホールカード」の配布が始まった。
「下水道広報プラットホーム(GKP)」が企画・監修した同カード。全国各地の土地柄を反映したさまざまなデザインのマンホールのふたをカード化したもので、カードごとに指定された場所に足を運ばないと入手できない。第1弾は、28都市計30種類をリリースした。静岡県では同市のみ。
配布するマンホールカードは2000枚を用意。表面にはマンホールのふたの写真と位置情報を、裏面にはデザインの由来やご当地情報、下水道に関する豆知識などを紹介している。
コレクションの中に「富士山が載っているものがどうしても一枚ほしい」とGKPから同市に声が掛かったのが参加するきっかけとなった。
カードに採用された同市のふたは、駿河湾から見た朝焼けの富士山をイメージしたデザインで、市内に設置しているマンホールは富士山の向きで下水の流れる方向が分かるようになっているという。
「配布初日は、東京・千葉・岐阜など半数以上の人が市外から来た」と同市の熊切さん。「マンホールカード制作にあたっては、これをきっかけに下水道に興味をもっていただきたい。富士市に来ないと手に入らないものでもあるので、ぜひ富士市に来ていただいて良さを知っていただきたい」と呼び掛ける。
配布無料(1人1枚)。配布場所は、富士市水道庁舎5階・上下水道営業課。配布時間は、平日8時30分~17時15分。