富士市立博物館(静岡県富士市伝法)で現在、「富士山×絵葉書 平川コレクションにみる富士の姿」展が開催されている。
「日本屈指の絵はがきコレクター」で日本絵葉書会の理事でもある平川義浩さんのコレクションの中から、明治時代から昭和初期にかけての富士山を題材にした絵はがき443枚を展示する。
コレクションは、干支(えと)と富士山、観光案内の中の富士、外国で作製された富士山を題材にしたもの、富士山をいろいろに見立てた「見立て富士」、富士山の登頂印が押されたものなど、17のジャンルに及んでおり、「当時の人々の富士山に対する興味や関心が非常に幅広いものであったことが分かる」という。
同博物館学芸員の井上卓哉さんは「平川さんの協力のもと、明治時代から昭和初期にかけての人々の富士山に対する思いが込められた多くの絵はがきを紹介することにより、来館いただいた方々に富士山に対する愛着や、富士山を大切にしたいという思いを醸成してもらう機会を提供できれば」と話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、大人=100円、子ども=50円。6月22日まで。