富士五湖の花火大会が8月1日から、山中湖・西湖・本栖湖・精進湖・河口湖の順に毎日開催される。
8月1日は山中湖の「報湖祭(ほうこさい)」。会場は山中湖畔、山中・平野・旭日丘・長池の4カ所。打ち上げ数は4カ所合わせて約8000発。大正時代から始まった同祭は、地区ごとに「趣向を凝らした」花火を打ち上げる。遊覧船で湖上から花火を鑑賞することもできる。
同2日は西湖の「竜宮祭(りゅうぐうさい)」。会場は西湖畔前浜沖(まえはまおき)。打ち上げ数は約700発。水の神「豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)」を祭る竜宮神社の祭典。湖に浮かぶ灯篭(とうろう)に火をともし、花火を打ち上げる。
同3日は本栖湖の「神湖祭(しんこさい)」。メーン会場は本栖湖東岸。打ち上げ数は約1000発。「情緒たっぷりの夏祭り」が楽しめる。
同4日は精進湖の「涼湖祭(りょうこさい)」。会場は精進湖畔北岸。打ち上げ数は約300発。釣り客でにぎわう精進湖ならではの「ボート供養」を行うほか、「精進湖音楽祭」も同時開催する。
同5日は河口湖の「湖上祭」。会場は平浜駐車場(富士河口湖町船津)。打ち上げ数は前夜祭と合わせて約1万発。今年で99回目を迎える同祭は富士五湖の花火大会の中で最大規模。特大スターマインや大玉連発花火、ミュージカルスターマインなどを打ち上げる。
山中湖観光協会の長田さんは「(報湖祭は)毎年行われる富士五湖で一番最初の納涼花火大会。山中湖では、4地区に分かれ4つの打ち上げ場所で、湖畔のどこからでも見ることができる。花火との距離も非常に近く見応えがあるので、ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は、山中湖=20時~21時、西湖=19時30分~20時、本栖湖=20時~20時45分・精進湖=20時~20時40分、河口湖=19時45分~。