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「新倉山浅間公園桜まつり」、2026年は開催せず オーバーツーリズム背景に

「新倉山浅間公園桜まつり」過去の様子(写真提供=富士吉田市)

「新倉山浅間公園桜まつり」過去の様子(写真提供=富士吉田市)

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 富士吉田市が2月3日、今年の「新倉山浅間公園桜まつり」を開催しないことを発表した。

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 富士山と富士吉田市内を一望できる同園で、ソメイヨシノ約650本の開花時期に合わせて毎年開催していた同イベント。

 富士吉田市によると、同イベントは国内外からの来訪者が近年急増し、受け入れの限界を超えたオーバーツーリズム(観光公害)が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしているという。地域住民の安心安全な生活を守ることを最優先課題と位置付け、観光客の過度な集中を抑制し、地域住民の負担軽減を図るため、観光ホームページやさまざまな媒体でイベントの名称を使わず、イベントとしての位置付けを取りやめる。

 イベントは開催しないが、桜の開花時期には一定数の来訪者が見込まれることから、市民の安全確保と混乱防止のため、周辺への警備員配置、交通整理、臨時駐車場や仮設トイレの設置などの安全対策を継続して行う。対策強化期間は4月1日~17日(交通規制は4月19日まで)。

 堀内茂富士吉田市長は「富士吉田市にとって富士山は単なる観光資源ではなく、私たちの生活そのもの。しかし今、その美しい景色の裏側で、市民の皆さまの静かな暮らしが脅かされている現実に、私は強い危機感を抱いている。まずは市民の皆さまの生活環境と尊厳を守り抜く。そのために、10年続いた『桜まつり』という看板を下ろす決断をした。これは富士吉田市が真に持続可能な、質の高い観光都市へと生まれ変わるための転換。今後は適切な仕組みを構築し、住民の暮らしと観光が共存できる環境づくりを目指し、市民の皆さまが誇りを持って、世界中の人たちを心から歓迎できる街を構築していく」と話す。

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