「星のや富士」(山梨県富士河口湖町)が12月1日、「山麓のジビエ鍋」の提供を始める。
同イベントは1泊2日のプログラムで、日本酒造りを見学するほか、山梨の水から作られるだしを味わいながら冬ならではのジビエ鍋を地酒と合わせて楽しむ。「山梨の冬山がもたらす恵みの奥深さを体験できる」という。
「山麓のジビエ鍋」では、冬に脂がのった濃厚なジビエと旬の冬野菜を鍋で味わう。鹿とイノシシのロース肉や、鹿とイノシシのミンチに鹿タンと合わせた特性つみれをだしで仕上げ、日本酒とともに提供する
鍋のだしには、富士山麓から湧き出る地下天然水を冬の気候を生かしてゆっくり凍らせた氷「富士山天然氷 不二『極』氷」を使う。
日本酒は笹一酒造のものを用意。同施設と同じ水脈に位置し、富士山の雪解け水が溶岩層で長い年月をかけてろ過された仕込み水を使う。体験プログラムでは、この仕込み水の水源や、冬に仕込まれる特別な日本酒造りの過程を見学し、日本酒のテイスティングも行う。
同施設総料理長の須川正大さんは「山梨のこだわりの水と当施設ならではのジビエを余すことなく味わえる鍋を提供したいという思いから始まった。山梨県の日本酒造りを見学し、こだわりの水を使っただしを味わいながら、笹一酒造の日本酒とともにジビエ鍋を味わってほしい」と話す。
体験は、13時のチェックイン後に出発し、翌日12時にチェックアウト。体験料金は4万円(宿泊料別)。2月28日まで。