総ヒノキ材のワークブース「WOOBO(ウーボ)」が5月22日、富士市立中央図書館(静岡県富士市)内にある「富士市テレワーク実践会議室」に設置された。
WOOBOはITサービス企業「ビプロジー」(東京都江東区)のグループ会社「デジタル&グリーンイノベーション」が提供するブランド「キイノクス」がプロデュースする商品の一つ。同社はキイノクスブランドを推進することで、国産材のヒノキを活性化したり二酸化炭素軽減などの社会問題を解決したりしていくという。
WOOBOは富士市が推し進めている富士山ヒノキの木材を活性化しようと制作。通常はスギ材を使うところ富士市で製材されたヒノキを使う。同商品の特長について、同社取締役の石川玄哉さんは「材木は二酸化炭素を吸収し、木の中に閉じ込めることもできる。ヒノキはスギよりも香り高く、落ち着いて作業できる」と話す。
同施設の視察・体験を行った小長井義正富士市長は「コンパクトな印象だが、中に入ってみると明るくヒノキの香りがいい。家庭にも似合うが、執務室に置いて集中したいときにも使いたい」と評価した。
同市林政課の後藤洸策さんは「この取り組みをきっかけに富士ヒノキに注目してもらい、更なる利活用を推進していきたいい」と話す。
利用時間は9時~19時。利用は無料。利用には富士市地域産業支援センターへ予約が必要。