財務省は、10月1日に新幹線鉄道が開業50周年を迎えるのを記念して千円と百円の記念貨幣を発行すると発表し、千円貨幣のデザインを公開した。
発行枚数は5万枚。発行する千円貨幣の素材は銀。直径は40ミリで重さは31.1グラム。
貨幣の表面には「0系新幹線と富士山と桜」、裏面は「0系新幹線」をデザインした。「国を代表する景色」であり、「東海道新幹線といえば代表する景色はやはり富士山」であることからモチーフとして桜と富士山を、50年前に新幹線が開通した際に使われていた車両であることから0系新幹線を選んだという。
貨幣の表面には11色を使い、裏面には図柄が虹色に輝くように微細加工を行う「虹色発色」技術を施す。
財務省の担当官は「記念貨幣の基本的な考え方として、記念すべき国家事業を対象に発行するものである。新幹線計画は国家事業で有り記念すべき事業であるという考えから発行に至った」と説明する。
価格は8,300円。販売方法は造幣局からの通信販売となる。詳しい販売要領は10月ごろに発表予定。百円貨幣の発行も決定しているが、時期、デザインは未定。