富士山ボランティアセンター(山梨県富士河口湖町)が現在、「第20回富士さんへ謹賀新年~富士山あて年賀状~」の参加者を募集している。
同企画は2003(平成15)年に静岡県と山梨県両県で制定された、「富士山憲章」の普及と定着を図る一環として始めたもので、今年で20回目。毎年富士山を擬人化した「富士さん」に宛てた年賀状を応募するコンテストを行っている。
富士山ボランティアセンターによると、これまでの年賀状は18700通ほど集まり、昨年は44都道府県から1645通の応募があったという。
同企画事務局の小中忍さんは、スマートフォンや電子メールの発達によって年賀状文化が衰退している現状について「開催してから年々応募数が増えている傾向で、毎年多くの作品が送られてくる。年賀状のクオリティーも上がり、審査員も甲乙付けるのが難しくなっている」と話す。
小中さんは「プロ・アマ・年齢問わず、全国・世界中のあらゆる国の人に応募してもらい、世界遺産富士山を美しい姿のまま後世に引き継ぐための環境保全活動を考えるきっかけになれば」と呼びかける。
応募受け付けは1月16日消印有効分まで。応募者の中から200人に記念品、上位20人には商品券を進呈する。