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富士宮でワーケーションのモニターツアー 認知拡大のための意見交換も

3日目の意見交換会の様子

3日目の意見交換会の様子

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 マウント富士里山バケーション(静岡県富士宮市)で8月31日~9月2日、「ワーケーションモニターツアー」が開催された。主催はエコロジック(富士宮市)と富士宮市。

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 同ツアーは、「富士山SDGs」をテーマに国立公園を活用した2泊3日のモニターツアーで、SDGsに賛同し、推進している企業を対象にワーケーションを通じて自然を体感してもらうもの。ツアーには日本航空とIT関連企業のコミクリ(東京都三鷹市)の社員ら9人が参加した。

 ツアーは、自身の食事用にまきの準備やテントの設営、エコガイドによる電動自転車による周辺のツアーなどの企画を用意。イベントの合間には自由時間を設け、参加者がそれぞれの仕事をこなしたり、休暇を取るなどの工夫をした。

 3日目の最後には関係者たちが集まり、振り返りを共有した。参加者からは「自然を体感して気持ちよかった」「仕事を詰め込むのではなく考える時間にしたい」「会社と異なる環境を生かし、社員間のコミュニケーションを深化できた」という発言が出る一方、「企画職などには向いているが事務職や技術職には設備や守秘義務の関係上、対策が必要」や「若手社員が実践するには難しい。まずは管理職から実践し、周知することで認知が広がるのでは」という意見も出た。

 同施設を運営するエコロジックの新谷雅徳代表理事は、今回のイベントを通じて「企業はワーケーション合宿に、福利厚生なのか新規事業の立案なのか、明確なゴールを設定し、施設側はそのゴールに寄り添うコンテンツの提供が今後必要になっていく。正しいマッチングが行うことで、認知が広がっていくのではないか」とワーケーションの認知について話した。

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