西湖近くにある宿泊施設「古民家宿rootfield(読みカナ)」(富士河口湖町西湖)が12月1日、オープンする。運営はくう(同町)。
同施設は、築150年の古民家を改装。昨年に行った1年間の実証実験を経て今回のオープンにこぎ着けた。1階は、広さ約40畳分のワークスペースと居住空間、キッチンで、2階は、畳敷き50畳のワンフロアの寝室を1棟借りで宿泊できる。
今回オープンしたのは、古民家を模したテント2棟と、葺き壁のトレーラーハウス1棟の合計3棟。どちらもグランピング施設として利用ができ、宿泊者は古民家での暮らしを体験しながらワーケーションができる。実証実験ではインフラや施設の整備を行いながら、SUPや樹海トレイルなどのアクテビティを試し、ワーケーションへの知見を増やしたという。
同施設の立ち上げに関わったという河西和奈さんは「モニターツアー中に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、当初の装丁よりも感染症対策に力を入れ、検温器やパネルの導入。安心して滞在できる施設にした」と話す。
河西さんは「都会に住むアウトドア好きな人に来てもらいたい。宿泊者には、樹海トレイルやサイクリングのほか春や秋にはSUPなどで、西湖ならではの自然を思い切り体験して帰ってもらいたい」と話す。
宿泊料金は、古民家(1棟貸し切り)=4万円~、古民ピング=6,000円~。