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都留市の企業が山梨県産ワインパミス使った商品 ワイン醸造後のブドウ果皮でジャムや飲料

ドリンク「乳酸菌発酵ワインパミス飲料」

ドリンク「乳酸菌発酵ワインパミス飲料」

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 中村商事(山梨県都留市)は11月から、山梨県産のワインパミス(ワイン醸造後のぶどう果皮)を使った新商品を販売している。

「23時は大人のジャム」

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 新商品は、「乳酸菌発酵ワインパミス飲料(150グラム)」(280円)と、「23時は大人のジャム Muscat Bailey A Nuts&Raisins(130グラム)」(1,200円)。

 ワインパミス(ワイン醸造後のぶどう果皮)は、ぶどうの果皮が主なためポリフェノールを多く含有し、「ワインの品種によって差はあるが、ワインの2倍から6倍のポリフェノールが含まれている」と同社。含有する主なポリフェノールの種類はアントシアニン、レスベラトロールなどで、ワインには移行しない栄養成分のオレアノール酸も含まれているなど、「ワイン以上の可能性が秘められている」という。

 生産量、ワイナリー数ともに日本一のワインの生産地である山梨県では、ワインパミスが年間約1万トンが廃棄されている。同社はサステナブルな社会を考え、今まで当たり前に捨てられていたワインパミスを新しい資源と考え商品を開発している。

 「乳酸菌発酵ワインパミス飲料」は、山梨大学ワイン科学研究センターと1年共同開発期間を経て完成。ポリフェノールに乳酸菌を加えたことで飽きにくい爽やかな飲料に仕上げた。

 「23時は大人のジャム Muscat Bailey A Nuts&Raisins」は、2020年に収穫した山梨県産で甘くフルーティーな香りと、さっぱりとした酸味が特徴の赤ワイン品種のワインパミスを使ったジャム。味のアクセントにナッツとレーズンをトッピングしている。

 販売は公式サイトや、お取り寄せ通販サイト「47CLUB」で行う。

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