富士急行(山梨県富士吉田市)は12月、富士急行線河口湖駅に副駅名「富士河口湖温泉郷」を設定した。
地元からの要望に応え導入した。同駅がある富士河口湖町が温泉地であることを広く知らせ、駅を中心としたエリア全体のイメージ向上と観光誘客を狙う。
河口湖温泉郷は1992(平成4)年に河口湖北岸で開削され開湯した。「麗峰の湯」「天水の湯」「霊水の湯」「芙蓉(ふよう)の湯」「秀麗の湯」と名付けられた温度や泉質の異なる5つの源泉がある。
河口湖駅では11月に町が進める「河口湖温泉郷 足湯プロジェクト」の一環で足湯を設置した。同プロジェクトでは町内の公園や富士山の展望地など全9カ所に整備される予定。足湯の利用は無料。
副駅名の表記は富士急行線内の駅表示や路線図などに山括弧(<>)を付け、通常の駅名の横や下などに併記する。
副駅名導入を記念して、駅構内の売店「Gateway Fujiyama 河口湖駅店」ではオリジナル日本酒「このはな」(300ミリリットル入り600円)、「河口湖温泉郷 温泉まんじゅう」(1個160円、6個入り1,100円)、「かりんとう饅頭(まんじゅう)」(1個180円)、「フジヤマクッキー 和風フレーバーセット」(880円)を販売。副駅名の記載された硬券入場券のセット「河口湖駅副駅名設定記念優条件セット」(800円)を、富士山駅、河口湖駅、公式オンラインショップ「富士急のりもの百貨店」で販売する。