富士市で「富士のお茶」をPRする「第22代富士の茶娘」を募集している。
農産物の中でお茶の作付面積、生産額が最も多い同市。特産物のお茶は主に岩松地区、大淵地区、須津地区で栽培されている。1986(昭和)61年から募集するようになった富士の茶娘は「富士のお茶」の消費拡大を図ることを目的にさまざまなPR活動に参加する。
PR活動は主に休日に市内外で行われるイベントに参加し「富士のお茶」の試飲サービスなどを実施する。市内のイベントでは5月に行われる「富士山新茶フェア」「富士のふもとの大博覧会」や2月に行われる「岩本梅まつり」などの地区のお祭りでもPR活動を行う。市外のイベントでは5月に行われる「静岡県知事新茶贈呈式」で知事に新茶の贈呈を行い、県外でも東京や長野で行われる「富士市観光PR展」に参加する。今後は「富士のお茶」PRのためのワークショップや富士のお茶インスタグラムなどでの魅力発信を予定している。
富士の茶娘の任期は2021年4月~2023年3月までの2年間。活動手当として1日当たり1万円を支給する(半日の場合は5,000円)。応募資格は富士市に在勤・在学している2021年4月1日現在18歳以上の女性(モデルなどで専属契約のある人、高校生は応募できない)で、年間10回程度主に土曜・日曜・祝日に開催されるPRイベントに協力できる人。未婚・既婚は問わず、過去に富士の茶娘に任命された人も応募できる。募集人数は10人程度。
応募は農政課、各地区のまちづくりセンター、富士市農協本店や各支店、セブンイレブンなどで配布している応募用紙に必要事項を記入し、上半身と全身の写真を1枚ずつ同封し市役所農政課に郵送、または持参して行う。応募用紙は市ウェブサイトからもダウンロードできる。また「しずおか電子申請サービス」からの電子申請も受け付ける。
市農政課の滝浪さんは「茶娘になった方には事前に茶娘衣装の着付け教室やお茶のいれ方などを学ぶ講座も行うので安心して活動をスタートできるようになっている。第20代目の茶娘がデザインした特別な茶娘衣装も魅力」と話す。
「富士の茶娘は市内外のさまざまなイベントに参加することができとても楽しい体験ができると思う。今後はイベント以外にも新しくワークショップなども実施していく予定、少しでも興味ある方はぜひ応募してほしい。また、今回から過去に茶娘になったことがある方ももう一度茶娘になることができるようになったので茶娘OBの方々のご応募もお待ちしている」とも。
応募締め切りは2021年1月15日必着。