富士河口湖町観光連盟(山梨県南都留郡富士河口湖町)は現在、「富士河口湖温泉郷 足湯プロジェクト」を実施している。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ富士北麓地域の観光業を支援することを目的に町内の公園や富士山の展望地などに足湯を整備する同プロジェクト。足湯を整備し、無料で提供することで町の活性化を目指す。
10月には四季の宿 富士山(山梨県南都留郡富士河口湖町)に、11月には富士急行線河口湖駅(山梨県南都留郡富士河口湖町)に足湯を整備した。全部で9カ所に足湯を整備する予定。
富士河口湖町観光連盟は「当町において『富士河口湖温泉郷』という名称はあるものの、全国的にはいまだ温泉地としてのイメージは浸透していない。当連盟では誰でも無料で気軽に利用できる『足湯』を町内各地で管理、今後も作っていくことで改めて温泉観光地として認知されるよう積極的にPRを行っていく」としている。「都心から1時間程度の距離で3密を避けながら安心・安全に過ごす旅のスタイル、ウィズコロナの時代における『新しい生活様式』に基づく旅のあり方を推進する」とも。
富士河口湖温泉郷は1992(平成4)年に河口湖北岸で開削され開湯した。河口・船津・浅川の各地区で温泉宿があり、5つの源泉は「麗峰の湯」「天水の湯」「霊水の湯」「芙蓉の湯」「秀麗の湯」と名付けられ、各源泉で泉温や泉質が異なる。
足湯の利用時間は、四季の宿 富士山=10時~20時、富士急行線富士河口湖駅=10時~15時。利用無料。