富士急行(山梨県富士吉田市)は11月7日、顔認証周遊パス実証実験を開始した。
パナソニック(大阪)の技術協力の下、富士急ハイランドと富士山パノラマロープウェイ、両施設を結ぶ周遊バスを顔認証でスムーズに利用できるよう実験を始めた。
顔認証、自動運転、MaaSなどさまざまなデジタル技術を取り入れた、未来の観光の楽しみ方を提供する「富士山のスーパーリゾートシティ化」を目指した施策の一環。2018(平成30)年の富士急ハイランドの入園無料化と顔認証システム導入に続き実施する。
今後も、最新のディープラーニング顔認証技術を活用した顔認証システムをエリア内のさまざまな場所に導入していくことで、将来的にはホテルにチェックインや、自動運転のタクシーへの乗車、予約しておいた電動キックボードや自転車の利用、観光施設への入場などが顔認証のみで可能となることを構想しているという。