富士宮市が7月25日、あさぎり高原でのE-BIKEレンタル事業を始めた。
「E-BIKEを活用した地域の新たな魅力発信事業」の一環。E-バイクは、ロードバイクなどのスポーツサイクルに電動ドライブユニットを搭載したスポーツ指向の電動アシスト自転車。舗装された路面を走る「オンロード」タイプと、山道などの未舗装の路面を走る「オフロード」タイプ、中間タイプの3車種を用意する。
レンタルは朝霧高原地区の「あさぎりフードパーク」「まかいの牧場」「富士ミルクランド」「道の駅 朝霧高原」「田貫湖キャンプ場」など10カ所で行う。レンタル料金は、3時間=2,000円、3時間以上=4,000円。
富士宮市内で人気を集めるアウトドアと特産品、サイクリング、市内の豊富な自然環境を地域の新たな魅力として発信する「富士宮市首都圏シティセールス推進事業」と連携し、首都圏からのサイクリスト誘客も目的に掲げる。
富士宮市では同事業に合わせてサイクリングのモデルコースとマップも作成した。マップは「赤・う宮~な、まかいの牧場経由の朝霧東コース」「黄・世界遺産と里山巡りコース」「緑・白糸自然公園や田貫湖で自然満喫コース」「茶・!上級者向き!富士山五合目(富士宮口)ヒルクライムコース」の4種類。
マップは富士宮市ホームページで配布するほか、富士山ゲストハウス掬水、富士宮市観光協会、富士宮市役所3階企画戦略課にも設置し、立ち寄りスポットへの設置も予定している。富士宮市ホームページでは現在、「富士山の麓 朝霧高原をE-BIKEで楽しもう!」などの動画も公開している。
7月20日には、市街地から富士山5合目までの区間をE-BIKEで走る「富士山コース」のモニターツアーを行った。「坂道を苦にせず登れる E-BIKE を活用することで、標高差が日本一あるまちの強みを生かし、富士宮市ならではの自転車活用を展開していきたい」と富士宮市。10月17日~18日は、E-BIKEで市街地から朝霧高原までを往復する「朝霧高原コース」モニターツアーも予定する。