富士市立岩松北小学校で現在、外付日除け「スタイルシェード」を使った共同検証実験「☆For4 You☆ プロジェクト(フォー・ユー・プロジェクト)」が実施されている。
夏でも快適かつ安心・安全に暮らせる室内環境づくりを推進する室内熱中症対策プロジェクト「クールdeピースPROJECT」を展開するLIXIL(東京都江東区)と富士市、富士市立岩松北小学校が共同で行う検証実験。
新型コロナウイルス感染症の影響で夏休み期間が短縮され、効率的な空調の使い方や熱中症の予防が求められる状況となった中、同小学校が同社に室内温熱環境の改善について相談。同プロジェクトの実施が決まった。
実験では、小学校校舎3階南面のベランダ(小学4年生の教室3クラス分)に外付日よけ「スタイルシェード」を設置し、エアコン稼働と換気による室内の温度、湿度の変化や座席による温度の違いを検証する。空調の使用電力を計測し、空調効率の改善や気候変動への適応策を考える。
LIXILは「この検証実験の結果を活用し『室内熱中症予防の啓発活動』をさらに推進していく」としている。
結果の発表は秋ごろを予定している。