富士急行(山梨県富士吉田市)は3月31日、富士急行線大月駅のJR線との連絡改札口に自動改札機を導入した。
ICカードや大月駅まで有効なJR線の切符と富士急行線の切符を同時に入れることが可能な同改札機。首都圏で導入されている自動改札機と同様の仕様で、富士急行線での導入は初となる。
改札機は3通路導入し、切符およびICカード利用可能な両方向兼用機が1通路、通路幅が900ミリで車いすも通れるようになっているワイドタイプが2通路。
利用可能な乗車券は定期券サイズの裏が黒い切符、券売機で販売する切符、JR発売の定期券、交通系ICカード。
利用方法は、JR線の利用駅でICカードもしくは切符で入場し、富士急行線各駅までの裏が黒い切符を持っている人、ICカード利用者はそのまま自動改札を利用する。JR大月駅までの裏が黒い切符を持っている人は大月駅連絡改札口の券売機で切符を購入し、2枚を自動改札に投入し通行する。
富士急行は「今年夏ごろにICカード専用両方向改札機1台を追加で設置する予定。今後も富士急行線の環境整備を進めることで交通インフラの充実を図り、地域に貢献していく」としている。