岳南電車(静岡県富士市)は3月7日、「岳鉄きき酒電車」を運行する。
富士宮市内の蔵元である「富士錦酒造」「牧野酒造」「富士高砂酒造」「富士正酒造」の新酒を味わうことができる同列車。同社は2005(平成17)年に「きき酒電車」を運行した後しばらく中止していたが、利用者からの夏のビール電車だけでなく、日本酒をテーマにした電車を運行してほしいという声を受け「きき酒電車」の復活運転を決めたという。
電車内で提供する酒は、「富士錦酒造」のフルーティーな香りと濃醇な味わいでやや辛口という「純米吟醸ヌーヴォー」、「牧野酒造」の深い味わいとコクのある生原酒で濃醇辛口という「富士山銘水仕込み 生原酒『富士山』」、「富士高砂酒造」の滑らかな喉越しと上品な香りで濃醇辛口という「純米吟醸 無濾過 中取り『高砂』」、「富士正酒造」のできたままの酒を瓶詰めした360本限定の酒で濃醇やや辛口という「純米吟醸生原酒『富士正』」。
電車内ではきき酒師から新酒の説明を聞きながら、岳南電車「吉原本町駅」近くにある日本料理店「はせ川」の提供する桜エビとシラスの春巻きや菜の花のからしあえ、福豆、鳥つみれなどの料理を楽しむ。
電車は吉原駅を17時25分に出発、岳南紅尾駅で休憩を取り、吉原駅に18時40分に帰る。料金は4,800円。事前予約制で、平日は岳南電車本社きき酒電車予約係(TEL 0545-53-5111)、休日は吉原駅(TEL 0545-33-0510)で予約を受け付ける。