トヨタ自動車グループの東和不動産(愛知県名古屋市)は4月3日、ハイアットホテルズコーポレーション(米国イリノイ州)のホテルブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」を富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)に建設すると発表した。
同ホテルブランドはハイアットが展開するホテルブランドの中でも、施設やアニメティーに個性を持ち、オリジナリティーと上質さがあるプレミアムホテルに冠するブランド。富士スピードウェイ内にあり、富士山の眺望が楽しめるほか、モータースポーツミュージアムを併設し、ホテル内での貴重なヒストリックカーや富士スピードウェイの歴史を伝えるコレクションなどを鑑賞できる演出も予定している。
客室は45平方メートル以上の部屋が約120室、分割可能な500平方メートルの宴会場や200平方メートルの会議室、複数の飲食施設、温泉、室内プールやフィットネス&スパを備える。2021年開業予定の新東名高速道路のパーキングエリア・スマートインターチェンジと隣接することから、自動車を利用した遠隔地や近郷近在の顧客層に喜ばれるホテルづくりを目指すという。
東和不動産社長の鵜飼正男さんは「当社が取り組む富士スピードウェイと一体化する『モータースポーツビレッジ』の重要な核となるラグジュアリーホテルの運営について、世界のさまざまな都市で豊富な経験を持つハイアットと契約を結ぶことができ、大変うれしく、また心強く思う。環境に配慮しながら、モータースポーツをさらに身近なエンターテインメントの一つとしてお客さまに親しんでいただけるよう『モータースポーツビレッジ』と『アンバウンド コレクション by Hyatt』ブランドが手を携えて取り組んでいく」とコメントしている。
開業予定は2022年度。敷地面積は4万平方メートル。