富士観光開発(山梨県南都留郡富士河口湖町)が醸造・販売する地ビール「富士桜高原麦酒(ビール)」は1月、限定ビール「インペリアルピルスナー」の販売を始めた。
ピルスをベースにモルトの量を増やし、ホップにペルレオパール、モザイクを使い、「モルトの風味、苦み、香りのバランスがよく、飲みやすく、高級感あふれる味わいに仕上がった」という。
同商品は、「ラガータイプのビールでもアルコール度数もあり重厚感を出しているため、夏にビールをグビグビ飲むというよりはゆっくり飲んでもらいたい」との思いから、この時期限定で販売している。
限定ビールとして造り始めて3年目。富士観光開発の担当者は「レシピを少しずつ変え、年々進化してますますおいしくなっている。モルトの重厚感に負けないキレを出すことによってホップの香りがより感じられるようになっている」とアピールする。
担当者は「今では全国各地にクラフトビールを造っているところがあり、ブルワリーごとにいろいろな種類のビールがある。そんな中でこのインペリアルピルスナーを飲んでくれた方がクラフトビールの世界に興味を持つきっかけになってくれれば」と話す。「富士桜高原麦酒としてもドイツスタイルにこだわりつつ、新しいものを取り入れ、飲む人に喜んでもらえるビールを造っていきたい」とも。
330ミリリットル入りで、希望小売価格は480円。