田子の月(静岡県富士市)は12月、日本製紙(東京都千代田区)が研究開発したセルロースナノファイバー「セレンピア」を採用した新商品のどら焼きの販売を始めた。
セルロースナノファイバーは、植物由来のセルロースをナノサイズまで解きほぐした極微細の新素材で、食品や化粧品などの分野での用途が期待されている。今回採用されたセルロースナノファイバーは長年にわたり食品添加物としての製造・販売実績を持つカルボキシメチルセルロースを基に日本製紙が独自に開発したカルボキシメチル化セルロースナノファイバー。
販売するどら焼きは、北海道十勝産小豆のおいしさを楽しめるように、皮、餡(あん)の味わいや食感にこだわったというもので、田子の月によると「セレンピアを使うことで、これまでにない『ふわっと、しっとり』を実現し、同時に日持ちも従来品に比べ伸びた」という。
価格は1個150円。