甲府地方気象台が9月26日、富士山で初冠雪を観測したと発表した。
初冠雪は「夏が終わった後、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えること」としており、甲府地方気象台では、富士山と甲斐駒ヶ岳で毎年観測を行っている。
富士山の初冠雪は、1981年~2010年の平年値が9月30日で、今年は4日早く、昨年に比べると27日早い観測となった。最も早い初冠雪は2008年の8月9日で、最晩日は2016年の10月26日。
写真提供の御殿場市魅力発信課の担当者は「富士山を肉眼で確認できたのは7時20分から8時20分ごろまで。職員が気づいたのがその時間で、それ以前から出ていたかもしれない」と話す。
甲府地方気象台が発表する「初冠雪」とは別に、山梨県富士吉田市の富士山課が独自に確認し2006年から毎年発表している「初雪化粧」宣言も存在し、2017年は10月26日、2016年が9月25日。今年は「初雪化粧」に先駆けての「初冠雪」宣言となった。