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太平洋クラブ御殿場コースが17年ぶりに全面改修 リース・ジョーンズさんが設計

No.7(Par3)

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 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県御殿場市)が10月1日、全面改修を終えグランドオープンする。

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 同施設では今年1月、2001年以来17年ぶりに全面改修工事を行い、6月に完工した。改修は、全米オープンや全米プロ、ライダーカップ、プレジデンツカップなどのメジャー大会のコース設計を手掛けるリース・ジョーンズさんのマスタープラン(基本計画)を基に、プロゴルファー・松山英樹さんが監修した。

 9月1日にプレオープンする新コースは、富士山の景観がさらに映え、国際水準の戦略性を兼ね備えたレイアウトが特徴。シニアや女性のティーインググラウンドも増設して、メンバーをはじめ幅広い層のアマチュアゴルファーがフェアでプレーしやすいレイアウトという。

 リースさんが改修で重点を置いたのは、一に「戦略性」、二に「景観」。原設計に込められた意図を尊重し、今回の改修はバンカーの形状と位置、グリーン周りのバリエーション作りが中心となった。

 改修のポイントは、「全ホール、ティーインググラウンドの拡張および再造成、第一IPへ方向を修正」「全てのバンカーを再造形」「バンカーの増設」「池の拡張」「一部のグリーンを拡張」「7番ホールのグリーンを全面改装」「全てのIP地点(第1打の落下地点の設定距離)の見直し」。

 全18ホールのガードバンカー、フェアウエーバンカーは、深さのバリエーションを豊富にした。最新の技術により排水面を強化し、「硬すぎず柔らかすぎず」という、砂質のコンディション向上も図った。

 グリーン周りは野芝から高麗芝に張り替えた。グリーンを外したボールは止まりにくく、バンカーや拡張されたウォーターハザードへと吸い寄せられる、タフな舞台へと変化した。

 IP地点は、旧基準の250ヤードから現在のトーナメント基準の280ヤードとなり、それを受けてフェアウエー幅の調整もし、ホール全体で戦略性を高めた。これにより、プレーヤーがティーインググラウンドからグリーン方向を眺めた時に「どう打つか」と考えさせるようなデザインになっているという。

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