富士急行(山梨県富士吉田市)は4月23日から、富士五湖エリアの主な観光スポットを巡る「富士五湖定期観光バス」の運行を開始した。
用意するコースは2種類。河口湖・西湖方面を巡る午前のコース(所要時間約3時間30分)と、山中湖・忍野方面を巡る午後のコース(同約3時間45分)を用意。午前のコースは、河口湖の遊覧船「アンソレイユ」に乗船後、富岳風穴、リサとガスパールタウンを、午後のコースは、山中湖の遊覧船「白鳥の湖」に乗船後、山中湖花の都公園、忍野しのびの里、北口本宮冨士浅間神社を回る。
バスにはガイドが乗車し、富士山や観光スポットの案内をするほか、外国人観光客向けに音声ガイドシステムを導入。音声ガイドシステムは英語・中国語・タイ語の音声で、バスの移動に合わせて車窓から見える景色の説明や観光の案内をする。
富士急行の広報担当者は「増加を続ける外国人観光客はもちろん、富士五湖を訪れる全ての方々に、富士山・富士五湖の魅力を『乗り換えなどの手間なく、より簡単に』お楽しみいただくために新たに運行開始するもの。雄大な富士山を眺めたり、富士山の歴史や文化に触れたり、お買い物を楽しんだりと、丸ごと富士山を満喫できるようになっている」と自信をのぞかせる。
運行期間は、4月23日~7月10日=土曜・日曜・祝日のみ、7月16日~8月31日=毎日運行。運賃は各コース共に、大人=2,800円、子ども1,400円。両コース同日利用で、大人=5,000円、子ども2,500円。各施設の入場料込み、食事代は別途必要。空席があれば予約なしでも乗車できる。