8月26日から27日にかけて行われる、日本三大奇祭の一つ「吉田の火祭」の準備が着々と進んでいる。
「日本三大奇祭」の一つにも数えられる同祭りは山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社から上吉田地区の金鳥居(かなどりい)までの約1キロにかけて高さ約3メートルの大たいまつがズラリと掲げられ、参道沿いの各家もまきを井桁状に組み上げ火を着ける。
起源は明らかではないが1572年には祭りについて言及がされており、松明を燃やす篝火については、1729年の文書で確認されている。
上吉田在住の石井さんは「毎年楽しみにしている。祭りの日には遠くに引っ越した親類も集まり祭りの参加者にも赤飯などを振る舞う。祭りが楽しみで毎年元気に過ごすことができる」と笑顔を見せる。
今年は85本の大たいまつが奉納される予定。上吉田地区の参道沿いでは現在、祭りのための大たいまつが配置されており、各家の玄関には井桁に組むためのまきが積まれている。