富士・吉原本町通りで「吉原祇園祭」 東西文化融合、勇壮な山車練り歩き

「吉原祇園祭」の様子

「吉原祇園祭」の様子

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 静岡県富士市の吉原本町通り周辺で6月13日・14日、「東海市の祇園」と称される祭り「吉原祇園祭」が開かれる。

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 地元の人に「おてんのさん(天王祭)」と呼ばれ親しまれている同祭り。天神社、木之元神社、八坂神社、八幡宮(はちまんぐう)、山神社、和田八幡宮の6社合同で催される。毎年、約2万人の人出がある。

 21台の山車が練り歩くほか、「女みこし」「宮太鼓の競演」「三社けんか神輿(みこし)」などを行う。1キロほどある吉原本町通り(吉原商店街)には200軒の露天が並ぶ。

 21の地区による山車は、「おはやしは同じだが、笛や太鼓のリズムが違う」といい、賑(にぎ)やかさと華やかさを競う。山車も、屋根が付いているタイプの「山車型」、上が舞台になっていて踊れるような場所があり太鼓をたたいている「屋台型」のほか、全国的にも珍しいという「融合型」は、両者を巧みに組み合わせたもの。「屋根も舞台もあって、人形が飛び出す」という。

 祭典委員会の西川さんは「東西の文化が融合した勇壮な山車をぜひ楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 14日朝は、田子の浦でお清めをしてみこしが練り歩く神事も。5基のみこしには、みこしの姿が埋もれてしまうほどのササが刺さっており、そのササを抜き取り厄払いとして家の軒先に飾る。

 山車の引き回しは、13日=13時~21時、14日=18時~21時。

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