
毎年恒例となっている「高砂 夏の蔵開き」が8月23日、富士高砂酒造(静岡県富士宮市宝町)で開催される。
1830年から同所に酒蔵を構える老舗酒造の同社が開く「蔵開き」は、日本酒離れが見られる中、「富士山の伏流水で醸す日本酒を楽しもう」をテーマに、山廃(やまはい)仕込みの日本酒や、和酒から造るスピリッツやリキュールなどを提供する30年来のイベント。
当日は、おちょこや升の購入者を対象とした無料試飲や、毎年人気だという限定酒入りの福箱(100個限定)や蔵開き限定秘蔵酒(300本限定)の販売を行うほか、蔵限定の日本酒やウイスキー、リキュールなど多くの種類の有料試飲も行う。フードは地元グルメの屋台10店舗が並び、マスの塩焼きやジャンボマッシュルーム、フルーツゼリーなどを販売する。
ステージ企画は、利き酒師芸人「にほんしゅ」のお笑いライブやキッズダンス、音楽ライブ演奏、同社の杜氏(とうじ)によるじゃんけん大会などを予定する。
小さな子どもが遊べる「子ども広場」も設け、スーパーボールすくいや射的、巨大ガラガラくじ引き、輪投げ、おの投げなども用意する。
同社営業担当の竹川昌利さんは「貴重なお酒が当たる大人のカプセルトイや子ども広場など、大人も子どもも楽しめるよう企画した。この蔵開きを通じて、伝統と革新が共存する空間を、ぜひ楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は15時~19時30分。入場無料。公共交通機関の利用を推奨する。雨天決行。