創業77年を迎える静岡県焼津市にある町工場、杉村精工株式会社(本社:静岡県焼津市、代表:杉村 学)は、半世紀ぶりに新たなユニフォームを6月10日より導入いたしました。
ユニフォームの刷新により、「キツい」「汚い」「危険」といった、いわゆる“3K”をはじめとするネガティブなイメージがつきまといがちな製造業の見え方を少しでも前向きなものへと変えていくことを目指しています。当社にとってブランディングや広報活動強化の起点となる取り組みです。
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■ ダサい、古い、分からない──見え方を変えるきっかけ
杉村精工株式会社は、1949年創業の静岡県焼津市にある町工場です。
機械加工・設計・組立を一貫して行うものづくり企業として、77年の歴史を歩んできました。
2年前、アトツギが加わったことをきっかけに、社内の“当たり前”に見直しの視点が入りました。
「制服がダサい」「社内文化が古い」「何をしている会社なのか外から分かりづらい」──。
こうした違和感は、当社に限った話ではなく、多くの地方の町工場が抱える“見え方”の課題でもあると感じました。
■ 制服刷新は、社内文化と広報改革のはじまり
「変わらない想いで、私たちは変わり続ける。」
- お客様の期待に応えるために -
当社が変わらず大切にしてきたのは、「奉仕を先に 利を後に」という理念です。
お客様に尽くし、信頼に応えることを第一に。
その想いは、これまでも、そしてこれからも変わることはありません。
一方で、社会も、働き方も、価値観も、大きく変化しています。
私たち自身も、制度や体制、現場環境を少しずつアップデートしながら、より良い会社を目指してきました。
そして今、その「内側の変化」を外側にも表すべく、私たちはユニフォームを刷新するという選択をしました。
今回のユニフォーム刷新は、当社にとって単なる衣服の変更ではありません。
社内に漂っていた“旧態依然とした雰囲気”を見直し、これからの時代にふさわしい企業文化を育てていくための、最初の一歩です。
とはいえ、デザイン性だけに偏ることなく、現場で働く社員が本当に快適に着られるかどうかも重視しました。
導入に先立って試着期間を設け、作業中の動きやすさや耐久性、肌触りなどを現場で実際に検証。
社員同士の意見交換を経て、実用性とデザイン性の両立を実現するユニフォームを選定しました。
代表取締役 杉村学
後継者 杉村岳
■ 見た目だけじゃない、空気が変わったという実感
オリジナルユニフォームとなって間もなく、社内外からさまざまな反響が寄せられました。
「社内の雰囲気が明るくなった気がする」
「動きやすくて快適」
「スタイリッシュでいい」「かわいい(笑)」
こうした声は社員同士の会話だけでなく、来社されたお客様や取引先からも届き、社内における“変化の実感”として、私たちに強く響いています。
制服という“毎日身につけるもの”が変わることで、働く人の気持ちや職場の空気までもが、少しずつ前向きに動き出している──。
そんな小さな変化を、今まさに体感しています。