プレスリリース

「ファクトチェック」関連ウェブニュース調査(2025年5月~10月)【Qlipperレポート】

リリース発行企業:株式会社トドオナダ

情報提供:

・ニュース数は5月から7月にかけて増加。一旦落ち着いた後10月に再び上昇。
・参議院選挙の投開票直前がニュース数最多。
・記事ごとでは高市氏の支持率と生成AIの誤回答問題に注目集まる。

・トレンドはAI・選挙・奈良のシカ。
詳細などお問い合わせ、またはQlipperについてはこちらから
https://qlipper.jp/contactus.html



株式会社トドオナダ(代表取締役社長 松本泰行)は、2025年5月から10月の「ファクトチェック」に関するウェブニュースについて調査・分析いたしました。4,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」( https://qlipper.jp/ )のデータに基づいた調査結果です。
▼本レポートの詳細などお問い合わせ、またはQlipperについてはこちらから
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「ファクトチェック」関連ニュースのQlipper記事推移

ニュース数は5月から7月にかけて増加。一旦落ち着いた後10月に再び上昇。
記事数の推移(5~10月)

「ファクトチェック」の語を含む記事の推移(5~10月)

PV*の推移(5~10月)

「ファクトチェック」の語を含むPVの推移(5~10月)

月ごとの数値

「ファクトチェック」の語を含む記事数・PV・記事ポスト*数

※PV=仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字
https://qlipper.jp/virtualpv.html
※記事ポスト=記事のURLを含むXのポスト数

ニュースが多かった日ランキング

ニュース数のピークは参議院選挙の投開票直前。
1位:7月16日(水) 170記事
2位:7月18日(金) 147記事
3位:7月17日(木) 133記事
7月16日からの数日間が「ファクトチェック」にまつわるニュースのピークでした。
20日の参議院選挙の投開票を目前に控え、候補者の言動に関する誤情報や外国人に向けたデマの拡散に対するファクトチェックの重要性が強調された時期でした。

PV・Xでの記事ポスト数が多かった記事

高市氏の支持率と生成AIの誤回答問題に注目集まる。
PV1位
10月17日付、日本ファクトチェックセンターによる記事を元にした『Yahoo!トピックス』。自民党・高市早苗総裁の支持率が80%であるかのようなXの投稿が拡散したことを受け、その正確性を検証した内容でした。
ポスト数1位
5月17日付『NHK NEWS WEB』(現『NHKニュース』)の記事。生成AIが質問に誤った回答をする可能性を取り上げた内容で、x.AIのAIチャットボット「Grok」による投稿のファクトチェックを事例としています。

各月トレンドワード

トランプ氏・参院選・参政党

2025年5~7月の「ファクトチェック」関連トレンドワードランキング

※単純な記事数ではなく、時間軸なども踏まえてQlipperのAIが判断
5月
「白人」というワードはおもにトランプ大統領をめぐるニュースに起因します。トランプ氏は5月21日にホワイトハウスで南アのラマポーザ大統領と会談した際、ニュース記事や映像を用いて南アフリカ政府が白人農民を迫害しているという主張を繰り返しました。
しかしロイター通信のファクトチェックにより、トランプ氏が持ち出したのは同社が隣国・コンゴ民主共和国で撮影した無関係な映像だったことが判明しました。
また「Grok」がX(旧Twitter)上で、依頼されたファクトチェックとは無関係に「南アフリカにおける白人虐殺」について語りだしたというニュースもありました。
6月
6月は22日に投開票の都議選をめぐりファクトチェックのニュースが増えました。
月初には日本新聞協会に加盟する読売新聞社、佐賀新聞社、時事通信社、日本テレビ放送網が共同でのファクトチェック実施を発表。選挙に関するインターネット上の情報を対象に、日本ファクトチェックセンターと協力しながら行うとしました。
上記メディアに限らず、告示・投開票後は「東京都は都道府県の経済的豊かさランキングで最下位」「投票で鉛筆を使うと書き換えられる」「開票前の時刻に当確情報が出るのは不正があるから」「東京新聞が開票の不正を報道した」といった言説にファクトチェックをした結果が記事となっています。
7月
7月は20日投開票の参議院選挙が主要な話題に。
激戦と言われた兵庫選挙区について、『神戸新聞』は選挙公報における各候補者の言説にファクトチェックを行い、9段階で判定した結果を公表しています。また『サンテレビ』は、泉房穂氏が明石市長時代「二度と政治に関わらないから刑事告訴はやめてくれ」と市議と交渉したという言説を検証し、事実ではないと報じています。
個人で多く議論の対象となったのが参政党の神谷代表。「選択的夫婦別姓制度を導入すれば治安が悪くなる」「日本に住んでいない外国人からは相続税を徴収できない」などを主旨とする発言を検証する記事が多数ありました。
AI・高市氏・奈良のシカ

2025年8~10月の「ファクトチェック」関連トレンドワードランキング

8月
8月は政治の話題や社会的な出来事よりも、AIでファクトチェックを行う機能を含んだシステム・ツールの発表がトレンドに多く入りました。とくにNTT東日本株式会社とNABLAS株式会社による技術開発と実証実験のニュースが高いPVを得ています。AI生成による「なりすまし電話」検知技術の開発や、自治体向けの偽・誤情報拡散を防ぐためのシステム構築が主な内容です。
9月
9月はトレンドの中心となるようなニュースがなく、全体の記事数も減っています。
そうした中でこれまでとは異色なワードが映画『トロン:アレス』。AIプログラムが物語の土台となっている同作で、主人公の吹き替えを務める声優・諏訪部順一さんのコメントに「ファクトチェック」の文言があります。
「ファクトチェック」が報道機関や政治的言説を超えて一般的に使われることばになったことを示しているかもしれません。
10月
10月のトレンドに多く入っているのが奈良公園のシカを巡る話題です。日本テレビのニュース番組『news every.』の放送内容に端を発しています。
外国人観光客が奈良公園のシカを暴行しているという、自民党総裁選における高市早苗氏の発言にファクトチェックを行う報道でした。その中でインタビューに答えた現地のガイドらを特定する動きや、外国人によるシカ暴行の横行を訴えている元迷惑系YouTuber・現奈良市議会議員へずまりゅうさんによる抗議などが続きました。
ほか2位は宮城県知事選挙のニュースです。現職として臨んだ村井嘉浩氏に対するデマがSNSで拡散していました。当選後に村井氏は県として選挙のファクトチェック実施を検討するよう指示し、これを報じる記事が集中しました。

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■調査概要
調査期間:2025年5月1日~10月31日(Qlipperの記事確認日時)
調査機関:自社調査調査対象:本文または見出しに「ファクトチェック」の語を含む記事
調査方法:Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースの内、調査対象の記事数、仮想PV数、記事がXでポストされた数を集計。
※仮想PV:国内4,000媒体以上のWEBメディアをモニタリングしているQlipperが、取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出しています。(特許第7098122号)

■Qlipperについて
Qlipper(URL: https://qlipper.jp/ )は、広報業務を支援するPR効果測定ツールです。Webニュースのモニタリング、PR分析、ChatGPTを活用したプレスリリースの自動作成などの機能を備え、効率的かつリアルタイムなPR戦略の立案・改善が可能になり、効果的なPR活動が行えます。
無料トライアルを用意しており、弊社コンサルタントが専任でサービス初期設定と最適化を支援します。

【株式会社トドオナダ】
https://todo-o-nada.com/
代表取締役社長:松本泰行
〒108-0073 東京都台東区上野7-11-13
会社設立日:2020年1月20日
資本金:580万円

【プレスリリースに関するお問い合わせ】
Qlipper運営事務局
担当:遠藤
Email:qlipper@todo-o-nada.com

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