山梨県富士川町の地域活性プロジェクト「まちいくふじかわ」が120年前に造られていた日本酒「本菱」を復活させ、2月22日予約販売を始めた。
代表の深澤さんが、かつて酒蔵として使われていた実家の納屋で120年前の「日本酒ラベルの刻印」を見つけたことをきっかけに、富士川町に新しい地域資産をつくり上げることを目的にスタートした同プロジェクト。
プロジェクトメンバーはクラウドファンディングで募集し、町の歴史や日本酒の基礎を学ぶことから開始。商品企画から田植え、稲刈り、仕込みまでメンバーで手掛け、1790(寛政2)年)から続く富士川町の酒蔵「萬屋醸造店」がサポートした。
酒米には富士川町産「玉栄」を使用。酵母には、取り扱いが難しい反面、華やかな香りと酸味のバランスが特長の「協会酵母1901号」を使っている。火入れを1回にとどめ、原酒に近い状態で冷蔵保存し、瓶詰め前にもう一回火入れをして出荷。フレッシュな状態で保存したことで、華やかな香り、フルーティーな味わい、スッキリとしたのど越しを実現したという。
伝えたい歴史やメッセージと共に5種類のラベルを作成。限定1000本販売で、価格は各3,980円。