静岡県富士市の「富士山かぐや姫ミュージアム」(富士市伝法)で現在、市制50周年記念展「知命(ちめい)~富士市の50年~」が開かれている。
現在の富士市を構成する旧富士市・吉原市・鷹岡町・旧富士川町のこれまでの歩みを写真や当時使っていた資料で振り返る同展。
イベントタイトルになっている「知命」という言葉は、「人生50年たってようやく自分がどのような存在なのか、そしてこの後どのように生きていくのかが見えた」という意味。孔子の「論語」為政の中の、「五十而知二天命(五十にして天命を知る)」に由来する。
同館担当者は「公害の歴史はどのように克服されたのか。交通網はどのように整備されたのか。スポーツ・レジャーはどのように変化し始めているのか。この50年の歴史を感じ取り、新たな富士市の50年、100年を見いだしてもらえれば」と話す。
開催時間は9時~16時30分。月曜休館(11月4日・24日は開館)。観覧無料。12月4日まで。