秩父宮記念公園で「富士のめぐみ もみじ茶会」 「絹本著色花鳥図屏風」初公開も

「富士のめぐみ もみじ茶会」過去開催時の様子

「富士のめぐみ もみじ茶会」過去開催時の様子

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 秩父宮記念公園(静岡県御殿場市東田中)で10月30日、「第7回富士のめぐみ もみじ茶会」が開催される。

過去開催時の様子

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 2009年の「国民文化祭 富士のめぐみ大茶会」開催を記念し、翌年から茶道文化の普及を目的に始まった同イベント。開園以来初めて一般公開される公園所蔵品の六曲一雙屏風(びょうぶ)「絹本著色花鳥図屏風」を各待合室に設置。

 同図屏風は秩父宮家創設の際に献上されたといわれており、御遺贈品として保管されていたが劣化が激しく、2015年から今春にかけて修復していた。

 茶会では、記念館と母屋の2カ所に茶室を設ける。母屋西の間が表千家・宗孝会社中で、記念館御寝所で裏千家・宗富会社中が立礼席(椅子席)を行う。

 受付で茶券と引き換えに整理券を出し、一席の入場人数は西の間が25人前後、御寝所が20人程度が定員となり、席の回数は例年8回~10回ほどだという。

 「茶席は、もみじ茶会が始まった当時の国文祭の席を開催した市内文化協会加盟の茶道団体が毎年順番に受け持っている。茶席の場所は、普段は室外または外側からしか中を拝見することができないが、茶席では部屋の中まで入ることができ、かつて秩父宮殿下ご夫妻が過ごされたたたずまいを感じられる。点心付茶券では、昼食に懐石風弁当も用意するので、秋の一日、自然豊かな公園内をゆっくりとお楽しみいただければ」と同園担当者。

 開催時間は9時30分~15時。茶券は、前売り3席券(点心付き)=3,200円、前売り2席券=1,000円、当日券(1席)=600円。同園と御殿場市民会館で扱う。

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