富士急行(山梨県富士吉田市)は11月12日、鉄道の仕事を体験できるイベント「富士急電車まつり2016」を開催する。
2006年からスタートし、富士急行創立90周年を迎えた今年で10周年となる同イベント。メイン会場である下吉田駅のほか、富士山駅隣接の電車修理工場、河口湖駅の3会場でさまざまなプログラムを実施する。
山梨県や富士急行線沿線および周辺市町村と関係機関で構成される「富士急行線沿線活性化促進協議会」の協力の下開催し、沿線の利用客に富士急行線への理解を深めてもらうとともに、電車に親しみ、楽しんでもらうことを目的にしている。
下吉田駅では、今年の目玉プログラムとして、2月に引退したフジサン特急2000系展望車両の保存展示を開始。通常は公開しない車内と運転台の見学ができる特別プログラムとなっており、180度の眺望を満喫できる展望室の2階部分に設けられた運転台から、運転士気分を楽しめるという。
車掌&駅員のお仕事体験、緊急自動車・除雪車展示、保守用車の作業実演(マルチプルタイタンパーを予定)なども予定するほか、沿線店舗の飲食ブース設置、富士急行線オリジナルグッズ販売、創立90周年記念の歴史パネル展示も実施する。
電車修理工場では、電車と綱引き、車両部品展示を予定し、河口湖駅では、車両撮影会、列車連結、分割作業実演、洗車機通過体験を行う。そのほか、下吉田駅~富士山駅~河口湖駅間で「電車まつりシャトルトレイン」を運転するという。
開催時間は10時~15時30分。