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富士山周辺の「野生キノコ」放射性物質検査、今年も基準超える

野生のハナイグチ

野生のハナイグチ

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 山梨・静岡両県は9月9日、富士山周辺の野生のキノコに対する放射性物質検査の結果をそれぞれ発表した。

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 検査の結果、山梨県鳴沢村と静岡県富士市・富士宮市で採取された野生のキノコから、食品衛生法で定められた一般食品の放射性セシウム濃度の基準値100ベクレル/キログラムを超える放射性物質が検出された。

 基準を上回る放射性物質が検出されたのは、山梨県は14検体中2検体。静岡県は6検体中4検体。品目は、山梨県鳴沢村のオオカシワギタケ・ショウゲンジ、静岡県富士市のヤマイグチ・ツバアブラシメジ・ショウゲンジ、同富士宮市のショウゲンジ。

 山梨県の富士吉田市・鳴沢村・富士河口湖町、静岡県の小山町・御殿場市・富士宮市・富士市・裾野市に生育している野生キノコには、原子力災害対策特別措置法に基づき国から出荷制限の指示が出されている。両県は当分の間、採取・摂取の自粛を呼び掛けている。

 そのほか、山梨県内で栽培・飼養されている農林畜水産物や、静岡県富士市の山菜、茶、ナシ、玄米、キャベツ、同富士宮市の山菜、茶、原乳、牛肉、ニジマス、原木シイタケ、乾シイタケは、全て不検出または基準値以下の検査結果で安全が確認されている。

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