全国のプラネタリウムなどで現在、富士の四季を表現した全天周映像作品「ネイチャーリウム『富士の星暦』日本最高峰を知る」が上映されている。
四季の星空と富士山の姿がドームいっぱいに広がる同作品。富士山にオリオン座がかかる瞬間、山頂からの日の出、月が沈む瞬間、ダイヤモンド富士やパール富士などの「神秘の景色」を見ることができる。
撮影期間は3年間。総日数100昼夜をかけて行い、撮影ポイントは全部で50カ所にも上るという。10万枚以上の写真をつなげて作品を作り上げた。
映像を担当したデジタルファインアーティストのKAGAYAさんは「世界遺産とは関係なく制作を始め、撮影中に世界遺産登録の報を聞いた」と振り返る。
上映施設は、北網圏北見文化センター(北海道、4月25日~)、さいたま市青少年宇宙科学館(埼玉県、4月26日~)、コニカミノルタプラネタリウム“天空”(東京都、6月21日~11月24日)、新潟県立自然科学館(新潟県、3月15日~6月下旬)、飛騨プラネタリウム(岐阜県、3月21日~)、岐阜市科学館(岐阜県、5月31日~)、小牧市中部公民館(愛知県、3月1日~)。