富士宮市は今月終わりごろ、市内にある世界遺産の構成資産や観光施設7カ所で無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを開始する。
整備する場所は、富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社、村山浅間神社、白糸ノ滝、人穴富士講遺跡、田貫湖、富士山せせらぎ広場。1回15分間・1日4回まで、スマートフォンやタブレットPCなどWi-Fi接続機能のある機器を使って誰でも無料で接続できる。
整備場所は光回線未整備地域が多いことから、基幹回線にモバイルのデータ通信回線を利用する方式を採用した。NTTメディアサプライが提供する接続サービス「Do Spot」における基幹回線のモバイル利用は静岡県内では初めて。
「サービスの運用開始は3月の末に引き渡しを受けてからで、3月28日の週になる予定」と富士宮市電算統計課の西さん。「『富士山のまち富士宮』なので、富士山と富士宮を結び付けるキャラクター『さくやちゃん』を起用して『さくやワイファイ』とした。富士宮にお越しいただければ使えるので、ぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
SSID(識別名)は「Sakuya‐Wi‐Fi」。広域統一認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」に参加しており、事前に同アプリをインストールしておくことで簡単に利用できる。