星野リゾート(長野県軽井沢町)が10月30日、河口湖の北側にグランピングリゾート「星のや富士」を開業した。
同施設は、「丘陵のグランピング」をコンセプトに、森の中に大自然と触れ合えるリゾート空間を設ける。たき火や薫製作りなどの「本格的な」アウトドア体験ができるほか、河口湖を眼下に望める客室やアウトドアを感じられる料理などを用意する。
富士山が「最も奇麗に」望める場所に設けた客室は4種類40室。全室に用意するテラスリビングには、アウトドア滞在を演出するため、ソファとファイアプレイスを設けた。
開業から1カ月半がたつ同施設内では、森の中のたき火ラウンジでたき火を囲みながら思い思いの時間を過ごす客のほか、客室のテラスで河口湖を眺めながらゆったりとした時間を過ごす人、たき火でマシュマロを焼いて楽む小さな子どもなどさまざまな姿が見られる。
人気のアクティビティは、朝一番の静かな河口湖が堪能できる「早朝カヌー」。冬限定で設置する客室テラスのコタツで、薫製作りとホットウイスキーが楽しめる「キャビンテラスの燻製BAR」の申し込みも多くあるという。
星のや富士・広報の岩岡さんは「これからの季節は、河口湖周辺の雪景色や空気が澄んで満天の星空もご覧いただける。お客さまにも温かくお過ごしいただけるよう準備しているので、ぜひ冬の『星のや富士』にもお越しいただければ。グランピングの7つ道具が入ったリュックサックを持って、丘陵のグランピングを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
料金は、1室1泊4万5,000円~(税・サービス料10パーセント込み、食事別)。「キャビンテラスの燻製BAR」料金は1セット(2~3人分)=8,000円(来年3月31日まで)。